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世界バイオエネルギー会議2004
(柳沼佑貴、ISEP研究員)

6月2日から4日にかけて、スウェーデンのヨンショーピンで、スウェーデン・バ
イオマス協会(SVEBIO)の主催で、「世界バイオエネルギー会議2004」が開催さ
れた。この会議は2002年に初開催され、今回が2回目の開催である。バイオエネ
ルギー普及の現状、また、普及に際しての問題点について、各国の参加者から報
告が行われた。34カ国から、約400名の参加者が連日熱心な議論を交わした。や
はり、欧州からの参加が多かったが、アジアやアフリカ、中東からの参加者の姿
も見られた。

本会議は、午前中は従来型のプレゼン・ディスカッション形式の報告会、午後は
展示と先進地視察というプログラムで行なわれた。報告会はメイン・セッション
とサイエンス・セッションが同時並行で開催された。メイン・セッションは、主
催者SVEBIOのトーマス・コバリエル理事長による、北欧におけるバイオエネル
ギー利用の成功についての報告で幕が開けた。その他の報告の内容は、北欧の先
進事例や利用技術の紹介、またはアジアやアフリカなどの途上国での状況につい
ての報告や二酸化炭素排出権取引についての研究など、幅広いテーマが網羅され
ていた。

この会議の大きな特徴として、先進事例の現地視察がふんだんに企画されていた
点が挙げられる。本会議では森林からのバイオマス収集から加工、利用に至る課
程を3つのコースの視察が企画されていた。また、本会議前後にコンファレンス
・ツアーと題した先進事例視察ツアーがあり、開催地ヨンショーピンと空港(ス
トックフォルム方面、コペンハーゲン方面)の送迎を利用して、CHPプラント、
地域熱供給プラント、エネルギー・プランテーションやバイオガス・プラントな
どが見学できた。この視察ツアーは、バイオマス利用が本格化していない国から
の参加者にとってはとても刺激的な経験が出来たと評判が高かった。

そして、会議は、主要な参加者からバイオエネルギーの更なる発展の期待と、主
催者から2006年に再び開催が予定されている同会議での再会を誓う言葉が述べら
れ、幕を閉じた。

個人的には欧州における圧倒的なバイオエネルギーの普及を目の当たりにし、日
本での本格的な普及に大きな希望を持てたと同時に、北欧各国とは異なる様々な
課題に直面している日本のバイオエネルギーに対する、最適な利用の方向性とそ
の具体的な解決策について改めて考えてみたいと感じた。

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