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8. <<特別寄稿>>京都会議以降の若い力と大手メディアの「失われた十年」
 (長谷川公一、社会学者) 

若い日本の人たちが会場でがんばっている。ISEPの笹川さん、小圷君、日本総研
の村上さん、グリーンピースの中島君、地球の友ジャパン神崎さん、ミュンス
ター大学で勉強している近江さん、WWEAでインターンしている林君、CASAの木村
君、ボンのNGOで働く尾崎君、2年前からドイツにインターンシップにきている
京女飯田ゼミの逢沢さんなどなど。彼らにほぼ共通するのは、当時まだ高校生
だったという笹川さんや逢沢さんなどをのぞくと、学生でkikoの翻訳チームでボ
ランティアをしていたという村上さんほか、何らかのかたちで97年の京都会議を
ウォッチしていたことである。京都会議は日本のNGOを育てる大きな契機となっ
たが、当時得た国際的な経験を20代の若い人たちは確実に育んでいるようだ。

他方で京都会議から学ばなかった代表は日本政府だが、もう一つ日本のマスメ
ディアがあるのではないか。会場にはほとんど日本のメディアがいない。熊本
日々新聞が来ているだけだという。アフリカ諸国はテレビチームを送り込んで、
自国の代表団に会場からコメントさせている。取材を希望した心ある記者は少な
くないのだろうが、企画が認められなかったのではないか。

日本政府が「内向き」であることはよく嘆かれているが、もっとひろく認識さ
れ、改革されるべきは、日本のメディアの、しかも経費削減、予算管理がきびし
くなるなかでますます強まる「内向き」さである。グローバル化を叫びながら、
足許で「内向き」化を強めていることをメディアはどこまで自覚しているのだろ
うか。

「失われた十年」は、日本のメディアにおいても深刻である。自覚が乏しいだけ
により深刻ではないか、と私は思う。

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