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4.ルンド大学IIIEE留学記 第2回
               ボルボの環境マネジメントシステム
                      澤木千尋(ISEP研究員)

■修士論文「ディフェンス」
 先月10月に、第15期生の修士論文のディフェンスが行われました。ディ
フェンスでは、20分程度の学生による修士論文のプレゼンテーション、外部
の討論者からのコメント、オーディエンスも含めた質疑応答の計105分で行
われます。外部の討論者は、修士論文のテーマにそった専門家が担当し、例え
ばハワイにおけるエネルギーシステムのシナリオをステークホルダーの観点か
ら考察した修士論文に対する討論者は、Swedish Energy Agency所長、Dr Tomas
Kaberger氏でした。Dr Tomas Kaberger氏のコメントは他の討論者と比較する
と大変独特で、修士論文の最初の「要約」について一文一文その意図について
質問し、読者が最初に目を通す「要約」の重要性を強調しました。また、課題
として修士論文およびディフェンスに対する評価をしたのですが、良い例・悪
い例ともに今後の修士論文執筆にあたって大変参考になりました。
 このような1週間あまりにわたるディフェンスの後、第15期生の卒業式が
行われ、夜には私たち第16期生が学校のレセプションをバーに改造し、第
15期生のためのパーティーを開催しました。

■会社見学
 10月には、廃水管理システムの見学に「VA SYD」、熱供給システムの
見学に「Lund Energi」、廃棄物管理システムの見学に「SYSAV」、環境マネ
ジメントシステム(EMS)についてGoteborgにある「Volvo Trucks」へ訪問
しました。どの会社も環境配慮に力を入れており、大変興味深いものでした。
 とくに、「Volvo」ではIIIEE EMPプログラムの第一期生の方が担当
してくださり、トラックの生産ラインも見学することができました。Volvo
trucksの環境政策、ライフサイクルアセスメント、化学管理に関して、興味深
い取り組みが多かったのですが、特に、Volvo はスウェーデンのTuve, Goteborg
のトラック生産工場において、風力やバイオ燃料の導入等により、カーボンニ
ュートラルを達成しているということが印象深かったです。また、燃料節約、
二酸化炭素排出量の削減等を目標としたトラックの開発を行っており、
1985年からハイブリッドの開発を開始し2009年に商業化、代替燃料と
してバイオDME(ジメチルエーテル)トラックのプロジェクトを2008年
に開始し、2010年から2012年にかけ、フィールドテストが行われます。
その他にもエネルギー効率向上のための技術開発、フィールドテストが行われ
ており、Volvoの高い環境配慮を感じました。
 他の3社の取り組みに関しても、次回以降にご紹介できればと考えておりま
す。
・VA SYD(英語サイト)
http://www.vasyd.se/en/Pages/default.aspx
・SYSAV(英語サイト)
http://www.sysav.se/Templates/FtgIntro.aspx?id=5184
・Lund Energi (スウェーデン語サイト)
http://www.lundsenergi.se/
・Volvo Trucks(英語サイト)
http://www.volvotrucks.com/trucks/global/en-gb/Pages/home.aspx

                      澤木千尋(ISEP研究員)
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