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4.ルンド大学IIIEE留学記 第1回
               ルンド大学IIIEEとルンド市について
                      澤木千尋(ISEP研究員)

 8月よりスウェーデン ルンド大学IIIEE(The International Institute
for Industrial Environmental Economics)修士課程で環境政策学を学んでい
ます。私が履修しているEMP(Environmental Management and Policy)プロ
グラムは2年間で、最初の10ヶ月間をインターネットベースで、残り12ヶ
月をルンドで行います。そのため、8月までは日本においてISEPで活動し
ながら履修し、今月からルンドで生活を初めました。
* ルンド大学IIIEEについて、SEEN No.55(8月12日発行)
「4.自然エネルギー政策研究・実践のコミュニティ」においてオルボー大学
の古屋さんが丁寧に解説して下さっています。
http://isepseenarchive.blog88.fc2.com/blog-date-201008.html

■ルンドでの生活
 日本ではまだままだ残暑が厳しいようですが、ルンドの気候は涼しく、朝や
夜は寒いくらいで、日本の10月下旬と同じくらいです。
 ルンドはいわゆる学生の町で、ルンド大学の本部や各学部の建物が町全体に
点在しています。ルンド大学は創立1666年とスウェーデンで2番目に古く、
4万人を越える学生が在籍しています。また、留学生が多く様々な国籍の学生
がいますが、残念ながら日本人はあまり見かけません。
 ルンドでの生活で驚いたことの1つが、ペットボトルや空き缶をスーパーに
持って行きリサイクル用の機械に入れると、その分のお金が貰えるということ
です。1.5~2リットルの大きめのペットボトルは1本が2スウェーデンク
ローネ、空き缶は1本0.5スウェーデンクローネです。ペットボトル/空き
缶を入れた後、機械からレシートのようなものが出てきてそれをそのスーパー
で会計の際に出すと、その分が割引されるというシステムです。
 現在1スウェーデンクローネ派12円程度ですから、少し溜めてリサイクル
すればすぐに100円程度の割引となり、大変お得感があります。知人による
と、週末になると子供達がお小遣いのために空き缶がないか聞きにくることが
よくあるそうです。リサイクルが市民の直接の利益となるということは、リサ
イクルを初め環境に良いことが利益に繋がるという感覚を持つために効果的な
のではないかと感じました。

■大学での生活
 私の所属するEMPプログラムは今年で16期目となり、クラスメイトは
25人、国籍や年齢、社会経験や学歴も様々です。授業は毎日朝8:15から
夕方17:00まで行われ、多くの課題が出されます。課題の中にはグループ
で取組むものも多く、コミュニケーションがより重視されています。
 先週には、Kullenという森で2泊3日の研修が行われました。自然の中でリ
サイクルやエネルギーについて教授と議論し、夜は教授も生徒も皆でお酒や音
楽を楽しみ、生徒同士はもちろん教授とも関係性を深めることができ大変有意
義なものでした。
 さらに来週は"The meat chain exercise"として、1泊2日で飼料生産会社、
食肉加工会社、農場、そしてバイオガス施設を訪問し、供給プロセスにおける
利害関係や環境、社会、倫理への影響等を学びます。この研修においてもグル
ープでプレゼンを行うという課題が与えられ、共同で作業していきます。
 このように、これまでの授業において、実地での経験やグループにおけるコ
ミュニケーションが重視されることが多く、日本における教育と異なることの
一つではないかと感じました。

 今回は紹介部分が多く、内容が環境政策と関係が薄いものとなってしまいま
したが、今後の連載にあたっては大学で学んだこと等より皆さんにとって有意
義となるものとなるようにしていきたいと考えています。よろしくお願いいた
します。

IIIEEウェブサイト(英語サイト)
http://www.iiiee.lu.se/site.nsf

                      澤木千尋(ISEP研究員)
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