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6.再生可能エネルギー政策シンポジウムに参加して
                   石川陽香(ISEPインターン)

 7月1日、パシフィコ横浜にて自然エネルギープラットフォーラム(JRE
PP)主催の「再生可能エネルギー政策シンポジウム」が開催され216名の
方がご参加されました。再生可能エネルギー(以下、再エネ)導入を進めるア
クターが、現実に抱える問題意識を共有し、望ましい制度に向けて切り込んだ
質問や切実な要求と提案がみられ、示唆に富んだシンポジウムとなりました。

 第1部は、各国の再エネ政策を達観し、国内の再エネ政策に対する批判的思
考と改善意識を共有する良い機会となりました。
 第2部の熱エネに関するパネル討論では、住宅規模や気候、意思に応じて、
多様な再エネ導入の選択肢の一つとして熱エネルギーの提案がなされました。
そして、グリーン熱証書といった「みえる化」の動きに対し好意的な意見交換
がなされました。
 第3部の円卓会議では、海外の事例を用いて再エネ導入が小規模分散的に拡
大し、固定価格・全量買取で制度設計した場合の長期的コストが提示されまし
た。そして、固定価格買取制度について余剰買取か全量買取かについて議論が
なされました。たしかに、全量買取は初期投資がかかり、電力会社の系統規制
と縦割り規制の撤廃の必要があるが、50万件の住宅を考慮した余剰買取制度
より、1000万件以上の衡平性と再エネ選択の自由を担保できるコストベー
スの全量買取制度にすべきという意見が印象的だった。さらに、コスト負担に
関して、補助金ありでの再エネ導入か否かによる差異ある国民負担と「みえる
化」の促進、系統規制の撤廃・新たな送電システムの構築による効率性の確保
といった提案が目立ったので、2020年に向けて進むべき道筋が、固定価格・
全量買取制度実施の方向で示されたように思います。

 なお、本シンポジウムの参考資料として販売を受け付けた「自然エネルギー
白書2010」はこちらのページからお申込み頂けます。
http://www.re-policy.jp/jrepp/JSR2010/index.htm

                   石川陽香(ISEPインターン)

*本シンポジウムを特集したSEEN特別号は、8月10日付けで配信しまし
た。以下のサイトでご覧になれます。
http://www.re-policy.jp/sympo20100701/SEENEx100806JREPP.pdf
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