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3. 議員フォーラム報告(笹川桃代、GEN事務局/ISEP研究員)

International Parliamentary Forum on Renewable Energies
Renewable Energies -The Challenge for the 21st Century

6月2日に自然エネルギー20004本会議の関連イベントとして、ドイツ国会によっ
て行われたのが、「議員フォーラム」である。議員フォーラムの会場は、本会議
場(IKBB)の中庭をライン川に向かって抜けたWasserwerkである。

この議員フォーラムは、プレナリーディベートの形で実施され、6月3日に本会議
で始まる閣僚級会合で、議員から提案として表明される決議文(Renewable
Energies-The Challenge for the 21st Century)を採択することが目的とされ
ている。議員フォーラムの議長を務めるのが、現在ISEP・GENと強力な協力関係
にあるヘルマン・シェア氏(ドイツ連邦議員、社民党。ユーロソーラー会長、世
界自然エネルギー協会会長)である。彼は、日本の国会議員をこのフォー
ラムに呼ぶために、今年4月に来日し、各党議員にじきじきに招待状を受け渡し
た。

日本政府の代表団には大臣級の閣僚が含まれないなど、この会議に対する政府の
姿勢は消極的なものであり、政府からの国会議員に対するこの会議への参加要請
もネガティブなものだった。しかし、ヘルマン・シェア氏じきじきの要請とISEP
・GENの強力なロビーもあって、政府を介さない形で5名の国会議員と1名の県議
会議員がまったく自発的に当フォーラムに参加することとなった。

日本から参加した5名の議員は、奥田建氏(民主党)、河野太郎氏(自民党)、
小杉隆(自民党)、鮫島宗明氏(民主党)、まつや清氏(静岡県議)である。午
前中に2時間行われたフォーラムの第一セッション(テーマ:先進国における議
員イニシアティブ)では、鮫島氏が議長を、まつや・小杉・河野の各氏はスピー
チを行った。また、河野氏は、決議文のドラフティング委員会にも加わった。議
員フォーラムにおいて日本からの参加者は非常に積極的かつ重要な役割を担っ
た。政府代表団の姿勢とは対照的である。

まつや氏からは、地元静岡県に立地する浜岡原発に対する批判と自然エネルギー
への期待、小杉氏からは日本が世界に誇ってきた太陽光発電の実績が表明され
た。そして、第一セッションでもっとも会場を沸かせたのが河野氏のスピーチで
ある。河野氏は、その国の民主度は自然エネルギー政策を見ればわかるとした上
で、京都議定書を原発推進の正当化に使い、自然エネルギーに対して非常に低い
目標値しか設定しない日本政府のエネルギー政策を非常に非民主的なものとして
批判し、決議文中に名指しで日本のエネルギー政策の転換を求める一文を盛り込
むべきと主張した。このスピーチに対しては、スピーチの最中から、会場から拍
手が沸き起こり、もっとも会場が沸いた瞬間であった。

議員フォーラムの開催趣旨には、創造的な自然エネルギー普及政策は、政府から
でなく議員から提起され実施されてきており、エネルギー政策における議員のイ
ニシアティブの重要性を説いている。日本においても、日本エネルギー政策転換
の突破口の重要なひとつとなるのは、こうした議員の活躍に違いないと感じた瞬
間であった。

(※採択された決議文などについては、大林報告を参照)

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