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3)第三セッション 「都市・地域の率先的な政策を大きく活かす」
     (古屋将太、ISEPフェロー/オールボー大学 PhD student)

 第三セッションでは、大林ミカ氏(オフィスエコロジスト)のコーディネー
トのもと、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)からリリー・リアーヒ
氏、国際ソーラー都市イニシアティブからクリス・ジーデヴェルド氏、EU市
長誓約(EU Covenant of Mayors)からクリスティーナ・デリー氏、ICLEI
からジョセフ・ヴラッドカウスキー氏、東京都から大野輝之氏が登壇した。
 本セッションの討論のねらいは、他のセッションで取り上げられたような世
界各地の先進的な取り組みから得られる経験や知識を他の地域にも共有し、都
市間もしくは地域間の協働を促進する上で、グローバルネットワークや国際機
関がどのような役割を果たすのか、また、どのような役割が求められているの
かを明らかにすることであった。
 討論の中で浮かび上がった印象的なキーワードは、自治体による政策の「学
習」であった。
 大野氏からは、省エネラベリングなどの東京都の制度・政策形成において、
海外、特に先行するEUの取り組みを参照し、徹底的に学習したことが重要だ
ったというコメントが述べられた。また、大野氏は、そのように自治体が一歩
踏み込んで実効性の高い政策を作る際に、グローバルネットワークや国際機関
が、世界の各地で取り組まれている先行事例や政策に関する知識・情報を集約
し、アクセスできるようにすることが、挑戦する自治体にとっては大きな助け
になると述べていた。この議論から、グローバルネットワークや国際機関に求
められる役割として、自治体間に政策に関する知識・情報の流れを作り出し、
相互学習の機会を提供することが挙げられるだろう。
 自然エネルギー政策をはじめとして、近年の環境政策は経験的な知識・情報
によって形成される部分がますます大きくなってきている。一方で、多くの自
治体が「何か政策的に取り組まなければならない」と感じているにもかかわら
ず、実際には「何をどうやっていいかわからない」という状況がある。このよ
うな知識・情報の需要と供給のミスマッチをグローバルネットワークや国際機
関がどのようにして埋めることができるのか、今後も注目していきたい。
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■参考URL
IRENA(http://www.irena.org/)
ISCI(http://www.isci-cities.org/)
ICLEI(http://www.iclei.org/)

     (古屋将太、ISEPフェロー/オールボー大学 PhD student)


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