上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
3.マルチレベルステイクホルダーガバナンス
                  (複数階層の利害関係者による恊治)
                     山下紀明(ISEP主任研究員)

8月30日~9月4日まで、REFORM Groupによる第14回会議「グリーン・ニ
ューディール:新しいエネルギーと気候政策(Towards a Green New Deal; The
New Energy & Climate Policy)」に参加しました。ザルツブルグのセミナーハ
ウスで開催され、ベルリン自由大学のLutz Mez氏が中心となって運営している
ワークショップ形式の会議です。ISEPからは所長の飯田、筆者、フェロー
であり現在オールボー大学(デンマーク)博士課程在籍の古屋氏が参加しまし
た。筆者は5回目の参加となります。

 欧州を中心とした各国のエネルギー政策研究者により、日ごとのテーマに沿
った集中的な議論が行われる。今年のテーマは下記の5つです。
1)途上国における自然エネルギー戦略
2)気候とエネルギーのための大学における学び、エネルギー効率化と省電力
政策
3)世界のエネルギーシステムの脱炭素化
4)エネルギーと気候政策戦略
5)カスピ海地域の環境エネルギー研究とグリーン・ニューディール

 なかでも、ミランダ・シュラーズによる「気候変動政策策定におけるトップ
ダウン型、ボトムアップ型、水平的リンク:波及のサイン」というテーマでの
マルチレベルガバナンスの研究が最も示唆的でした。国際レベル、地域レベル
(EUなど)、国レベル、自治体レベルと様々なレベルから政策の移転が起こっ
ており、自治体についても役割が大きくなってきていることを紹介していまし
た。
 また、ちょうど日本での総選挙直後であったため、朝食や昼食でも日本では
何が起こりそうか、という話題が多く出されました。そのなかで所長の飯田は
日本の大きな課題と新政権での課題について実際に社会を動かしていく立場か
らの具体的な分析を紹介した。古屋氏は社会を積極的に動かすアクターとして
のグリーン・イノベーターという概念を提唱し、具体的事例としてISEPの
活動をまとめ、紹介した。
 筆者は今回発表はしていないが、ミランダ氏とのディスカッションを行い、
マルチレベルでの関わりについて、現在の自治体との恊働と国の政策を変える
可能性について多くの示唆を得た。

参考)会議の資料はこちら(英語サイト)
http://www.polsoz.fu-berlin.de/en/polwiss/forschung/systeme/ffu/veranstaltungsarchiv/09_salzburg_conference.html

                     山下紀明(ISEP主任研究員)

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://isepseenarchive.blog88.fc2.com/tb.php/403-165ebb14
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。