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9.瀬戸内発エコネットワーク懇談会が発足
           井筒耕平(備前グリーンエネルギー株式会社)

3月15日、瀬戸内海に浮かぶ犬島にて、「瀬戸内発エコネットワーク懇談会」
の設立総会とシンポジウムが82名を集めて行われました。

犬島は、人口50~60名程度の小さな島ですが、昨年春に財団法人直島福武
美術館財団が犬島アートプロジェクト「精錬所」の第1期工事として、インス
タレーションを中心とした現代アートの美術館を、銅の精練所の跡地に建てて
おり、既に現代アートの島として有名となった直島とともに、非常に注目の集
まっている島です。

当懇談会のメンバーは、岡山県、岡山市、岡山大学環境理工学部、中国四国農
政局、中国四国地方環境事務所、中国経済産業局という行政メンバーと、犬島
の地元企業・岡山化学工業株式会社、犬島再発見の会、財団法人直島福武美術
館財団、そして、われわれ備前グリーンエネルギー株式会社という構成です。
代表は、沖陽子岡山大学教授です。

意図としては、私の理解では、犬島を「場」として、いわゆる「環境」に関す
る調査研究、教育と、地域づくりなどを絡め、交流していこう、という意図だ
と考えます。3月15日はその設立日であり、渡航のためには定期船の利用が
必要であるにも関わらず、総勢82名の方が参加があり、非常に盛況でした。

今回、今や地域づくりには外せない「エネルギー」分野のプロとして、関係者
から声がかかりメンバーとして参加いたしました。

さて、今後の犬島ですが、「方向性」の面で岐路に立っています。犬島は、高齢
化が非常に高く、65歳でも十分若い世代です。そして、30年もすれば、人
口ゼロになるであろう島と考えられます。
「方向性」とは、これを問題とするかしないか、というシンプルかつ重要な2
つの方向性の議論が存在します。これは中山間地域にも全く同様に当てはまり
ます。

そして、何とかしようという方向性の中での、「この島を環境技術を結集した特
別な島にする」、または、「島民が持続可能な形で暮らしていける島」とするの
か。など、発信、地域活性化、地域沈静化など、さらなる方向性の分化の議論
も存在します。

私としては、まずは島民と語ることが大切であると考えます。いくら帰ってき
てほしいと外部の者が考えていても、「せっかく育てて都会へ出したのだから、
わしがおる間は帰ってくるな」という主張は、中山間地域にはよくあることで
す。

また、当日は「エネルギーを自給する」という概念について、お話しました。
「エネルギーを自給する」という話はみなさん初めてだったそうで、エネルギ
ーと環境、といえば、すぐに「太陽光!」「風力!」といった議論になりやすい
ですが、まずはエネルギーを身近に感じることが大切であり、そうなると、い
かに生態系から浮き上がった生活なんだ、ということに気づき、生態系で生き
ることの難しさを知るようになるのです。

犬島での新たな取り組みのスタートには、今後も関わっていきたいと考えてお
ります。

2010年に「瀬戸内国際芸術祭」を迎える瀬戸内海の島々。
今後にご注目ください。

               井筒耕平(備前グリーンエネルギー株式会社)


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