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2.洞爺湖サミットの主役は途上国であった
           鮎川ゆりか(G8サミットNGOフォーラム副代表)

 洞爺湖サミットは終わったが、G8諸国は、2013年以降の枠組みを決め
る、2009年のコペンハーゲン合意に向けた国際交渉を進展させるシグナル
を発信しえなかった。特に「2050年半減」という長期ビジョンを、「国連気
候変動枠組み条約の交渉で共有し採択することを求める」と言う、G8諸国自
身がこれに合意したかどうかはあいまいな表現のままで、途上国に共有を求め
ている。また長期目標を実現し、温室効果ガスの排出を今後10~15年以内
に減少方向に向かわせるために最も重要な中期目標についても、数値は何も入
らず、「野心的な国別総量目標を実施する」というだけである。
 これに対しブラジル、中国、インド、メキシコ、南アフリカの国々は、即座
に声明を発表し、「長期目標は、世界の人々の持続可能な発展を保障する中で、
公平な負担の分担を基本とすべきである」とし、地球温暖化をもたらした先進
国の歴史的責任性を追求すると同時に、途上国としても、持続可能な発展の文
脈の中で、削減・適応行動を取り、何も対策を取らない場合(BAU)の排出
レベルからの削減を目指すと宣言した。
 これは途上国側からの提案としては歴史的にも画期的なものである。これこ
そが今回のG8の成果といえるかもしれない。
 G8諸国、特に米国、日本はこの点を重く受け止めなければならない。途上
国はすでに動き始めている。先進国が、その歴史的責任性を認識した中期目標
を掲げさえすれば、途上国とともに歩み始められることが明確になったのだ。
日本、米国は、今すぐ危険な温暖化を防ぐ2020年中期目標を掲げ、国際交
渉を進展させなければならない。残された時間はあまりに少ない。

            鮎川ゆりか(G8サミットNGOフォーラム副代表)


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