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2.CURES-市民サイドからのRES2004(大林ミカ)

RES2004では、政府to政府の取り組みだけではなく、NGOの働きかけも会議の推進
力の一つになっている。ホスト国ドイツのNGOの呼びかけで、ヨハネスブルグの
流れやCOPの政府間交渉を追う専門的NGOたちは、昨年10月に、CURES(Citizens
’ Coalition for Renewable Energies and Sustainability)というRES2004に
取り組むネットワークを作った。CURESには、環境NGOだけでなく、女性問題や社
会問題に取り組むNGOや途上国のNGOが多数参加(自然エネルギーは、欧州では、
途上国の貧困や女性差別を解決する大きな鍵として捉えられている)、日本から
はISEP/GENとして大林がコアメンバーに参加している。CURESの中心メンバー
は、WWFやグリーンピース、ジャーマン・ウォッチなど、RES2004の国際運営会議
やドイツ国内運営会議の主要メンバーでもある。

会議中、CURESは、会議が始まる前の朝8時からのミーティング、コアメンバーの
昼食時のミーティングを行って、MTG会議で採択される政治宣言や政策提言に対
するNGOの戦略を議論している。本会議開催前日の昨日、初めてのCURESの全体会
合が開かれた。会合では、途上国のNGOから、自然エネルギーの推進に対する具
体的で明確な取り組みを求める声が強く、特に政治宣言に関して、NGO全体とし
てもっと強力な自然エネルギー推進の言葉を盛り込むことを求めることになっ
た。

本会議の交渉段階では、残念ながら、また日本が交渉をブロックしている姿が見
えてきている。もともとRES2004では、ヨハネスブルグでも焦点だった世界全体
で自然エネルギーの数値目標を設定することに大きな期待が寄せられていた。ヨ
ハネスでは、「2010年までに15 %」の数値目標を求める欧州に対して、日本は産
油国やアメリカと一緒に強く反対し、最終的には数値目標の設定は見送られてし
まった。そして、今回の会議でも、日本やアメリカなどが「世界全体」に反対し
ているために、地域や国別の目標数値の設定の推進に留まりそうだ。

また、欧州では、ドイツ型固定価格買取制とRPS(クォータ制)のどちらが政策
として有効か、大きな議論になっているが(固定価格買取制度の優勢は明ら
か)、政策提言に関しても、自分の国の政策をバックアップするための主張を、
日本が熱心に行っているようだ。

今回日本からは、直接の交渉に関しては、国際運営委員会に入っている経済産業
省の省エネルギー・新エネルギー政策課を中心に、政務官がトップとして参加す
る予定だという。日本のPV導入世界一の実績は、欧米では非常に高く評価されて
いる。PVはもちろん、その他の自然エネルギーに関しても、具体的で明確な推進
政策がとられることをわたしたちは求めてきたが、今回のRES2004では、PV導入
世界一の国として、国際的な自然エネルギーの強力な推進策に日本が貢献するこ
とを強く望みたい。

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