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3. プロジェクト・フラッシュ


「北海道エネルギーシナリオプロジェクト」
研究員 畑直之


環境エネルギー政策研究所が2002年度に実施した北海道エネルギー
シナリオプロジェクトは、1999年に 「21世紀の北海道のエネルギー政策
をつくる市民実行委員会」が行ったプロジェクトを発展させたものである。
最新の知見や動向を反映しつつ、北海道における現実的かつ具体的な
代替エネルギーシナリオ・戦略を検討し、それを実現するための政策とと
もに提言することを目的として実施した。


プロジェクトの構成は以下の通りである。
○エネルギーシナリオ分析
 現実性をもって実現を裏付けることのできるボトムアップ型のエネルギ
ーシナリオ分析。
○電力需給のダイナミック分析
 電力分野において自然エネルギーを最大限北海道に導入した場合の
電力系統への影響のシミュレーション。
○経済・雇用分析
 自然エネルギーの大幅導入などを進めた際の経済・雇用への効果を
明らかにする、 3部門からなるシミュレーション。
○政策の形成・提言
 シナリオの実現に必要な北海道のエネルギー・温暖化に関する政策
の形成・提言。


分析の結果、北海道には十分な代替エネルギー及び省エネルギーの
可能性があり、 北海道電力が予定している泊原発3号機を増設しなく
ても、十分に対応可能であること、中央からの土建型の公共事業に依
存せず、環境に貢献する付加価値の高い北海道 経済へと変わるきっ
かけとできること、が示された。
具体的には、本プロジェクトで示した代替シナリオでは、一次エネルギ
ーに占める自然エネルギー(揚水式以外の既存水力を含む)の割合は
2010年・11.7%、2020年・ 28.8%となった(電力に占める割合(発電電
力量ベース、既存水力は除く)は2010 年・10.0%、2020年・54.4%)。
またCO2排出量(森林吸収を含めないエネルギー分野の正味の削減)
は、2010年で2000年から10.1%削減、2020年で1990年から20.0%削
減 となった。また経済効果では、自然エネルギー関係の機器・燃料生
産、地域熱供給、 LRT(新型路面電車)などの新しい事業で、2010年
に約1万人の新たな雇用と約760億円 のGDPが北海道に生まれること
が示された。
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