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4. 寄稿

市民が育む風車に「逆風」
自然エネルギー市民ファンド事務局 菊池卓郎

日本初の市民風車「はまかぜ」ちゃん(北海道浜頓別町)の成功に触発され、市民
風車建設の機運が日本各地で大いに高まり、「わんず」(青森県鰺ヶ沢町)・「天
風丸」(秋田県天王町)がその先陣を切りました。しかし、それから1年が経過。
残念ながら、これら3基に続く市民風車は未だ現れません。

SEEN読者の皆さんならよくご存知でしょうが、今の停滞状況を引き起こした最大
の原因は、昨年4月の新エネルギー利用特措法施行です。これに伴い、主な電力
会社による風力発電の買い取り価格は、いわゆる「焚き減らし」相当水準もしく
はそれ以下の3円/kwh台まで引き下げられてしまいました。これとは別に「環境
価値分」を市場で売却できることになってはいますが、電力会社に課された新エ
ネルギーの利用義務があまりに小さいため、環境価値分を真っ当な価格で売却す
るのがとても難しくなっています。

また、風力発電に適した立地が多い地域の電力会社が入札・抽選を導入したこと
も、大きく影響しています。昨年は33万kwの入札・抽選枠に対して204万kwの応
募が殺到しました。言わば6基の風車のうち5基は電気を買ってもらえないという
状況です。今年は更にその枠が5万kw程度にまで激減するとも言われています。

嬉しいことに、石狩・大間・秋田港に計画された市民風車がその激戦を制して枠
を獲得しましたが、それでも未だ、環境価値分売却には手を焼いています。まし
てこれら以外の市民風車計画には、二重の壁が立ちはだかったままです。市民風
車への「逆風」が「追い風」へと変わる日が早く訪れるよう、働きかけを続けて
いきたいと思います。

★自然エネルギー市民ファンド: http://www.greenfund.jp

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