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6.プロジェクトフラッシュ

1) おひさまエスコ事業の進行状況
                      竹村英明(ISEP研究員)

飯田市のまほろば事業の現状報告をします。昨年度事業の太陽光発電は、着実
に発電を行っており、この10月までに15万kwhを超える電気を生み出してい
ます。今年度および来年度事業の中小規模エスコ事業は、他に例のない事業で、
診断から提案、そして契約方法まで、全てを新しく作りながら進めるという事
業です。多くの既存エスコは、大規模な投資をして大きな額で費用回収すると
いうものですが、おひさまエスコは小規模な投資を10年かけて少しずつ回収す
るというシステムです。実際に事業に着手してみると、次々に難問、障害がた
ち現れてきました。今回は、そのおひさまエスコの苦難を乗り越える「涙の物
語」をさわり程度ご紹介いたしましょう。

・顧客メリットを出すのは容易でない
おひさまエスコは地球温暖化防止への貢献という壮大な事業目標があります。
お客様には、その事業目標に共感し、一緒に取り組んでいただくというコンセ
プトなのですが、そうは言っても、衰退の一途をたどる「地方商店街」です。
何もメリットなしでは心は動きません。ところが当初の診断見積もりでは、相
当にコスト削減できるのに顧客メリットが一割も出ませんでした。最初は「な
んだこんなもの」とつき返される厳しい現実も。いろいろなやりくりで、個別
ケースの幅は大きいものの、今は改善された顧客メリットとなっています。料
金計算のソフトにも、色々と心がこもってきました。

・初めは仮提案まで3ヶ月も
 エスコの実技はパンフレットやパネルに書くのとは違います。初期診断、仮
提案、本診断、本提案、契約、工事という一連の流れをスムースに流すことは
大変です。上記の顧客メリットもその一つですが、とりかかってみると、診断
し結果を集計し分析するリソースが圧倒的に足りませんでした。集計方法も試
行錯誤の連続で、6月ごろ開始した初期診断の仮提案が秋に・・というなさけ
ないケースも。しかし、だんだんとチームスタッフの規模が広がり、おひさま
に加えノウハウ指導の名古屋のGU社、中野の自然エネルギー.コムのスタッフ
など、総勢10人を超す規模となり、1ヶ月以内というペースになりました。

・まだまだこれから本番
これまでは事実上システム構築のため、走りながら仕組みを考えるという段階
でした。スタッフ内部でも喧々諤々の大議論をやり、やっと形になってきて、
実業モードに入ったという段階と言えます。事業の進捗状況を正直にご報告す
ると、初期診断が30件、本診断数件で、1件目の本提案をしているところです。
何としても一件目の工事を早く行おうと思っています。おいおい事業目標(今
年度7?80件規模)は達成できるのかいという危ぶむ声が聞かれそうですが、上
記に書いてきたような「密度の濃い」助走作業だったわけです。いよいよ飛ぼ
うと思ったら年末年始が目前で、昨年の太陽光発電の追い込みを思い出してい
ます。交付金の関係で3月に終了しなければならない工事は1月後半から3月
に集中するでしょう。太陽光発電以上に過密な日程を今から覚悟しています。

・チャレンジと打ち手の連続
いま最初の提案にさし掛かっていますが、検証と保証という本質的な課題があ
ります。元来コストをかけられない小規模エスコでは大規模エスコのように一
件数十万円の測定通信装置を使うような厳密な検証は行えないという事情があ
ります。他の人間的な工夫で顧客に納得していただこうと工夫をし、チャレン
ジしています。また冒頭に書いた、衰退する商店街の再生という課題もありま
す。もちろんエスコをもってして全国の構造的課題を解決は出来ない・・とい
うのは事実なのですが、勝ち残っていこうと努力するお店は、今回の取組みに
絡めて応援していきます。いま商店街活性化につながる「さんぽちゃん増殖計
画」という新たな企画も準備中です。乞う!ご期待。

                      竹村英明(ISEP研究員)


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