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2)「おひさま発電所オープニング記念セレモニー」(飯田市)
                    本橋恵一(ISEP 客員研究員)

 10月29日土曜日、飯田市において、おひさま進歩エネルギー有限会社の主
催により、「おひさま発電所オープニングセレモニー」が開催された。
 飯田市はこれまで紹介してきたように、備前市と同様にISEPと共同で「平
成のまほろば事業」を進めている。その中でもエネルギーに関連した市民出資
による事業として、公共施設38ヶ所に太陽光発電を設置した「おひさま発電所」
と、「商店街ESCO」の二つがある。今回はそのうち、「おひさま発電所」の
完成を記念したセレモニーだ。参加者は市民出資をしていただいた方々と地元
の方々など。
 セレモニーは太陽光発電設備を設置した保育園の一つである明星保育園の園
児、および保育士による太鼓演奏によるオープニングからスタートした。
 来賓者挨拶の中で、飯田市長の牧野光朗氏は、おひさま発電所について「全
国で最先端の取り組みであり、飯田市としてもほこりに思う」と述べ、さらに
「(平成のまほろば事業は)市にとってまちづくりの大きなパワー」になるとし
た。なお、飯田市の現在の住宅用太陽光発電設備の普及率は2%。市としては
これを30%に伸ばすという目標を持っている。
 おひさま発電所の事業で重要なポイントは、保育園を取りこんだことにある。
来賓として挨拶した鼎みつば保育園の岡沼照子園長は、「環境教育のお手伝い
をさせていただいている。園児を通して、お家の人たちにも少しずつ、環境の
ことを知ってもらっている」と語った。このように、二酸化炭素排出削減にと
どまらない、二次的な効果が期待できることに、おひさま発電所の一つの大き
な価値がある。実際に、セレモニー終了後の見学会で、保育園の屋根に設置さ
れた太陽光発電設備を目にした出資者の多くは、「単なる地球温暖化防止にと
どまらない事業」に出資したのだということを、強く感じたという。また、制
度的なことを言えば、保育園規模であれば、一般家庭用の電灯料金の契約とな
るため、コストを回収しやすいという点がある。小学校に設置する場合は、こ
の点がネックとなる。
 翌日は南信州観光公社の案内によるツアーを行った。出資者に少しでも飯田
市を知ってもらい、楽しんでもらうということだ。飯田市は全国の中でもエコ
ツーリズムに力を入れている自治体の一つである。これをきっかけに、出資者
が何度も飯田市を訪れ、ゆっくりと楽しんでいくようになれば、この事業はお
金には替えられない価値をさらに生み出していくだろう。


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