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5.インターンより
 「夢、それはより環境負荷の少ない社会を作ること」
                細川和朗(神戸大学国際文化学部4回生)

現在、神戸大学国際文化学部の4回生、細川和朗と申します。環境エネルギー
政策研究所(ISEP)で5月から一ヶ月半に渡りインターンシップをさせて
いただきました。

わたしは今まで香川県豊島で起こった産業廃棄物の不法投棄現場を訪れたり、
石垣島の白保でWWFのサンゴ礁保全活動に住み込みで参加したり、自然環境
の破壊の現場やそこに住む人たちの抱える問題や感情を自分の肌で感じてきま
した。その中でさまざまなことを感じましたが、特に、社会の仕組みや制度と
いう構造的な部分を根本的に改善していかなければ、ゴミ問題や自然保護など
それぞれが平行して存在する問題ではなく、その他の問題とも互いに関連し合
っているいわゆる環境問題という課題は解決していかないことを身にしみて感
じました。

そういったことから、わたしは社会制度や政策に興味をもつようになりました
が、ISEPでのインターン活動を通して、わずか一ヶ月半でしたが、ISE
Pの目指す持続可能なエネルギー政策や自然エネルギー普及による社会革新な
ど、これからの社会のあるべき姿やそのためにはどうすればよいのかというこ
とを学びとりました。学びとったこととして、社会革新には次の3つの要素が
必要ではないかと思います。

第一に、多様なアクターです。市民や学者、技術者、行政官、政治家などの多
様なアクターに関与し、さらに同じ価値を共有できるようにより組むこと、こ
れが重要であると感じました。インターン活動中にも政治家の方や行政の方、
学者の方との関わりがありましたし、市民の方に対して自然エネルギーについ
て説明する機会もありました。社会の機能が分化された現代においては、多様
なアクターへのアプローチと協働が必要ではないでしょうか。

第二に、多様なレベルでの取り組みです。つまり、ローカル、ナショナル、ト
ランスナショナルなレベルでのアプローチが必要であり、必ずしも上のレベル
からのアプローチしかないわけではなく、下からの押し上げる力も重要になっ
てくるということです。北海道石狩市での風車建設や長野県飯田市の太陽光発
電などローカルなレベルでの取り組みが、他の地域への啓発やモデルとなり、
それがナショナルなレベルへと波及していくことも考えられます。またトラン
スナショナルなレベルとして、インターン活動中にアジア太平洋再生可能エネ
ルギー議員会議という国際会議がありましたが、国の枠を超え、さらには国と
いうアクターだけでなくその他の国際機関国などがお互いに意見を交換し合い
同じ価値を共有しあっていくことが重要だと感じました。

第三に市場の公正な活用です。資本主義の世の中では、経済的利益の追求によ
って行き過ぎる部分もあります。しかし、かといって資本主義を全否定するわ
けにもいきません。また、いくら公益性が高くても、いつまでも慈善的な活動
では一部の関心のある人たちだけにアクターが限られてしまう可能性があると
思います。市場を公正に活用し、経済社会の中で公益性を保ち消費者の価値を
重視したビジネスを成立させることで社会革新が期待できると思いました。

わたしは、今夏からデンマークに1年間ですが、交換留学生としてオーフス大
学へいくことになっています。デンマークで自然エネルギーをどうやって普及
させてきたのかということを上記に述べた3つの観点などから多角的に学んで
きたいと思っています。ISEPでインターンをさせていただいたことにより、
デンマークへ行く前に非常に有意義な時間を過ごせ、またスタッフの方々や他
のインターンシップの方々との出会えたことは自分にとって貴重な財産となり
ました。本当に感謝の気持ちで一杯です。
この感謝の気持ちとわたしの“夢”を乗せて、デンマークへ羽ばたきたいと思
います。ありがとうございました。

                細川和朗(神戸大学国際文化学部4回生)


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7.お知らせ
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