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6.「ISEPでのインターンシップ記」
           南原 順(ISEPインターン、京都大学地球環境学舎)

 私は現在大学院の修士1年生で、環境政策について学んでおり、昨年の9月
から半年間インターンとして勉強している。ISEPではグリーン電力の調査研究、
とくにGuarantee of Origin(原産地証明)、Disclosure(情報公開)といった海
外の自然エネルギーに関する法制度の調査に参加している。

 米国での電力の情報公開制度は、電力の自由化に伴って、消費者の知る権利
と選択する権利を確保する必要性から、販売電力の電源情報を開示する流れが
発展して生まれたものである。米国と欧州においてこの発電源証明は進んでお
り、米国ではDisclosure(情報公開)、欧州ではGuarantee of Origin(原産地
証明)という形で発展してきた。
 アメリカのDisclosureは、制度としては、カリフォルニア州で1998年に
Power Content Labelとして初めて導入され、現在20を超える州で何らかの
Disclosureが制度化されている。
 証明内容は、多くの州では電源構成と排出物のみだが、価格、契約条件、電
源構成、排出物といった内容を義務づける州もある。こういった、自身の購入
電力に関する表示が、毎月の電力料金の請求書に同封される形で消費者・需要
家へと提示される。
 RPSとThe Power Source Disclosure Programで定められている自然エネル
ギーの詳細が異なるなど、RPSとの関係性のなかで課題も見られるが、こうい
った制度はグリーン電力の普及を推し進める上で重要なものであり、日本でも
電力自由化が進行し、様々なグリーン電力プログラムが提供されるようになれ
ば、電力商品に関しての情報公開が必要になってくるのではないだろうか。

 インターンに関して言えば、大学での研究も重要だと思うが、研究室を離れ
てこちらに来て感じることは、海外のグリーン電力の先進事例を調べると同時
に、国内でグリーン電力に関する諸制度がどのように形作られようとしている
のか、調査や種々の委員会、勉強会などへの参加を通じてその現場の雰囲気を
知ることができることだと感じている。また研究、調査をする際に、例えば私
が調べた内容をまとめ投げかけると、フィードバックがすぐに戻ってくる、関
連した過去の調査などから知見を得られるという環境が非常に良いと感じてい
る。インターン終了までにきちんと調査をまとめ、結果を出していきたいと思
っている。

         南原 順(ISEPインターン、京都大学地球環境学舎
          環境マネジメント専攻修士1年 地球環境政策論所属)

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